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アルコール依存症からの回復治療術

アルコールの知識

アルコールにはどんな作用があるか


アルコールの作用はまず第1に、アルコールには習慣性、依存性があるということが問題であります。
例えば、それまで清酒1合で満足していた人が、次第に、2合、3合と飲酒量を増していかねば気がすまない といった習慣性があるのが大きな特徴です。  
第2に、アルコールは脳の麻痺をおこす薬物であるということです。 そのため、飲酒によって、その日の嫌な出来事を忘れることができるし、つらいことも忘れてしまうという、 ある種の精神安定剤の作用をもっています。    
第3は、アルコールは血管拡張作用があり、お酒を飲むと顔が赤くなるように身体の血管の血流がよくなり、 そのため疲労回復にも役立つといったこともあります。    
その他、アルコールは高カロリー食でもあり、炭水化物なら1グラムで4カロリーですが、 アルコールでは1グラムあたり7カロリーもあって、他の食物を食べなくても、身体は結構もてるというものです。
しかし、アルコールは栄養にはなりません。
また、利尿作用もあり、ビールを飲むとトイレによく行くなど経験されることです。    
このように、アルコールの作用としては、身体の健康にとって良い面も随分あります。    
しかし、大量のアルコールをいつも飲んでいるとどうなるのでしょうか。    
ストレス解消のために毎日毎日大量飲酒を続けていますと、やはり身体に悪い影響が起ってきます。
なかでも脳は慢性的に麻痺状態となって、思考力、判断力、記憶力などが低下していきます。    
重症になると「コルサコフ症候群」という病気になり、アルコールのために痴呆になってしまいます。
このような重症の人は病院に入院しても仲々回復せずに社会復帰もできずに、一生、病院生活を送るという 結果になってしまいます。    
また、血管拡張作用でも顔や鼻の頭の毛細血管が慢性的に拡張して赤くなる、その程度なら問題ありませんが 慢性的なものになると内臓の血管も慢性的に拡張してしまい、胃出血、胃潰瘍、肝臓病、脳出血などの 原因となってしまいます。


アルコール代謝について


アルコールは飲むと胃から吸収されるのが特徴です。
食物は一般に腸から吸収されますがアルコールの吸収は違っています。なので宴会などで「乾盃」といって飲酒しますと、すぐに顔がボーッと赤くなる人もいます 。
そして、アルコールは肝臓で分解されてアセトアルデヒドとなり、酢酸となって炭酸ガスと水になります。人によってあるいは民族によってアセトアルデヒドを酢酸にするアルデヒド分解酵素の量が多い人とか、 少ない人がいるといわれています。
全くお酒が飲めない人もいますが、その人は、この酵素が少ないか、 ほとんど無い人と考えられますし、一晩に1升でも飲める人は、この酵素を大量にもっている人と言えます。 「適量飲酒」とよくいわれますが、ある人は焼酎1合が、また他の人では3合が”適量”であるということ になります。つまりアルコールの適量には個人差が大きいということです。


急性アルコール中毒


急性アルコール中毒は大量飲酒した際におこります。
自分の身体のアルコ−ル許容量以上に飲酒した場合に、意識不明になったり、呼吸困難となり急性心不全を引き起こしたりします。
この急性中毒の治療は、早期に適切な処置、点滴静注とか酸素吸入を行う必要があります。


世代別飲酒の問題点


・若い人の飲酒の注意点  
アルコール依存症の予防という面からみると、若い時からお酒の飲み方を考えなくてはなりません。
若い人達が成人式とか、新しく会社に入社したということで飲酒を始めるわけですが、若い時の飲酒は大変な危険を はらんでいます。
若い時には物質代謝は非常に活発でして、身体の細胞も柔軟性があるし、活力があります。
そのためアルコールにすぐ慣れやすく急速に飲酒量が増えていきます。
また、一気飲みなどの飲酒も大変危険なので注意が必要です。

・高齢者の飲酒の注意点
大量飲酒、連続飲酒の問題があります。 老人のアルコール依存症、定年退職後のアルコール依存症も非常に増えています。 年をとると人は色々なものを失っていきます。
職業、地位、財産、名誉、知人、友人、同胞、配偶者等々を次々と失っていきます。
高齢になって、あまりにも貪欲に自分1人で色々なものを抱え込もうと思うと、それを失った時のショックは 大変です。 年をとるということは、ものを失なうことだという悟りができるとよいのですが、なかなか難しいです。


アルコール依存症治療プログラム


水澤都加佐のアルコール依存症援助プログラム


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